山鹿で人気の黒潮市場から毎朝仕入れる鮮魚&県産肉の魅力とは?

熊本県山鹿市にある「黒潮市場」は、ただ食材を売るだけの場所ではありません。
地域に暮らす人々の食の楽しみを支える市場であり、日々の買い物に小さなワクワクをくれる場所です。
刺身コーナーでは、旬の魚が季節ごとに並びます。マグロやサーモンのほか、ヒラメやアジ、カンパチなど、スーパーでは見かけない地魚も顔を出すのが特徴です。その日によって商品が変わるため、まるで食のガチャのような楽しさがあり、常連さんの間では「今日は何があるかな?」という会話が自然と生まれます。
精肉部門も一味違います。熊本が誇る「くまもとあか牛」や「りんどうポーク」など、県産の安心・安全なお肉を中心に、用途に応じた部位を適量で提供。大量生産ではないからこそ、細やかなカットや鮮度管理が可能で、「今日は焼肉用で」「お祝いだからステーキにしたい」など、家庭のリクエストにも応えられる柔軟さがあります。
黒潮市場のもう一つの魅力は、店舗ごとに異なる顔を持っていること。それぞれの地域性やお客さんのニーズに合わせて、並ぶ商品や売り場の雰囲気が異なるのです。「この店舗の刺身が好き」「あっちの店の肉は切り方がうまい」など、地域の人が自然に使い分ける楽しさもここならではとなっています。
そして何より、お客様との距離が近い。顔を覚えてもらえる、ちょっとした調理のコツを教えてくれる、そんな温かな接客が黒潮市場のリピーターを生む理由です。
買い物が、作業ではなく、会話や発見に変わる場所となっています。黒潮市場は、地元の暮らしに溶け込んだ食の拠点として、これからも地域の台所を支え続けていきます。



